●春の戴冠とフーシェ革命暦
中学・高校のころ、私にとって読書を提供してくれる場は、図書室だった。今思えばそう広くはなかっただろうが、当時はとても広く感じて、司書の先生におすすめの本を聞いては色々な本を読んだものである。
高校のころ、すすめられたか自分で手にとってみたのかはわからないが、かなり長い時間をかけて読んだ本が今日のタイトルである。どちらも辻邦生(故人)の作品で、どちらも歴史上の著名人を扱っている(『春の戴冠』はヴィーナス(イラストレーターをたちあげるとでてくるあの絵)の作者のボッティチェルリ、『フーシェ革命暦』はフランス革命を題材にしている)。
結構な時間をかけて読んだわりには、ほとんど覚えていないので、今読んだらどうなのだろう、もしかして文庫になっていたら嬉しいな、と思って検索をかけてみたのだが、どちらも文庫ではでておらず、おまけに『フーシェ革命暦』はなんと未完なのである。私が読んでいた当時も未完で、今は完結しているだろうと思ったら終わっていないままだった。
文庫ではでていないが、分厚いハードカバーであれば、『春の戴冠』はあった。だが5000円以上もするのでとても手がでない。どちらも、『辻邦生全集』という今出版されている本に収録されるらしいのだが、それは一冊7000円近くするので、ますます手がでない。できれば手元におきたいと思っているので、なるべく図書館で借りることは避けたい。だが、同じ本でも7000円あれば新潮クレストブックが5冊は買えるだろうし、非常に迷っている。ユーズド製品なら安いが、できれば新しいものを手元に置きたい(贅沢)。
春の戴冠


←ゆで汁を加えていれば・・・







