●JIN:9巻
和宮毒殺の容疑で牢屋に入れられてしまった仁だが、何とか無実が証明された。だが、仁のもとには数々の難病に苦しむ市井の人がやってくるのだった。
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掲載誌のスーパージャンプではまた新しい局面を迎えているが、今巻も楽しく読めた。
今巻の見所は、ストーリーももちろん面白いが江戸風俗の描写の丁寧さ・美しさが挙げられるのではなかろうか・・・と思う。江戸時代の牢問い(尋問)の描写であるとか、銭湯の描写、歳の市の描写であるとかが非常によく調べて描いているなあと思った。
特に江戸時代の銭湯は薄暗くてサウナのようなものだったということとか、歳の市には歌舞伎役者などの有名人も買出しにやってくるのでちょっとしたお祭りのようなものになるとか、江戸時代の市井の人々の生活が分かって面白かった。
この漫画は現代人の仁が幕末にタイムスリップした・・・という話なので、当然幕末の色々な出来事を変えてゆく(坂本竜馬が暗殺されないとか)話になるのかなあと思っていたのだが、それだけではなく、市井の人々を描いたりして、丁寧に話を描こうとしているように思う。
次の巻は来年か年末くらいだと思うが、とても楽しみである。



