●JIN:10巻
歌舞伎役者・澤村田之助の依頼を受け、坂東吉十郎の治療を行った仁だが、新年初日の舞台は成功するのか?
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少し前だが待望の10巻が登場したので、早速購入した。この巻あたりから江戸の著名人ではなく市井の人々も登場するようになり、役者・力士・町民とそれぞれに江戸時代を感じさせる。そして、どの人も仁により新しい扉が開かれてゆくのである。
今巻の見所は、仁の卓越した手術ではなく江戸に生きる市井の人々の言葉かなあ・・・と思う。特に坂東吉十郎の今まで子供を放ったらかしにしておいたのに、死にそうになった今になって優しくするなんてそんなクサい芝居はできないという言葉は、残酷であっても正直であろうとする筋の通ったところが感じられ、非常に印象に残っている。
次の巻ではまた新たな動きがありそうで、非常に楽しみである。

