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2008年02月26日

●神の雫


 神咲雫は、世界的なワインの評論家を父に持っているが、ワインしか頭にない父に反発し、ビール会社の営業として働いていた。しかしその父は突然亡くなってしまう。父の遺言は自らの選んだワイン12本が何なのかをわずかなヒントで当てた者に遺産を譲るというものだった。
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 「美味しんぼ」のワイン版というべき漫画だが、この漫画の魅力は敵役である遠峰一青(ヨン様似)がほとんど担っているといってもよいと思う。ときには敵(主人公の神咲雫)に塩を送ることもあるがプライドが高く雫とどこまでも張り合おうとする・・・という海原雄山のようなキャラクターだが、イケメンなのでファンが多いと思われる。この個性的な敵役とはうってかわって主人公は非常に類型的(父親譲りの天性の勘、嗅覚等をもつが知識は全くないので誰かしらの助言が不可欠)な作られ方をしているが、一応主人公らしい活躍をしているので影が薄くなったりはしていないところがいいと思う。
 線の細いきれいな絵なので女性受けもいいと思う(事実私がこの漫画に気づいたきっかけも電車内で隣の女性がこの漫画を読んでいたからなのである)。個人的には、遺産なんてきれいに半分こしちゃえばいいじゃんと思うのだが、これは漫画なので、続きを素直に楽しみにしたいと思う。

2008年02月25日

●Pumpkin Scissors


 大国間の戦争が休戦状態になって3年、いまだ混乱は続いていた。それらの混乱を解消するため、特別に組織されたのが陸軍情報部第3課「パンプキン・シザーズ」であった。3課に所属するアリスは、各地を放浪していたと思しきオーランド伍長と出会うが・・・。
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 「戦後復興」という重いテーマの話であるが、この漫画は「BECK」や「カペタ」と同じ月刊少年マガジンに掲載されている(初めは違っていたが、休刊により移動となったようである)。少年誌掲載のためか本来ならもっとグロい描写なのだろうなぁというようなところもやんわりと描かれているので、少々ぬるい印象もあるが、それでも陸軍情報部第3課の活躍を縦軸に、オーランド伍長の秘密に関わるある実験をしていると思しき機関や、さらにはそれらを包括するように何かしらの陰謀を進めている「銀の車輪」など、話に広がりがあり、また登場人物の成長なども描かれ、非常に面白いと思う。今、先が気になる漫画のひとつである。
 早く9巻が出ないかなあと思っているが、まだ先のようである。

2008年02月17日

●皇国の守護者:全5巻


 人と龍が共存する世界において、島国の皇国と大陸の帝国の間に戦争が勃発した。圧倒的な戦力の前に皇国軍は敗走するが、軍建て直しのための遅延戦闘が行われることになった・・・。
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 独断と偏見の何でもレビューさんで紹介され、面白そうだと思ったので漫画喫茶で読んでみた。
 随分以前から広告などで存在を知っていて、かなり絵の上手な作家さんなのではないか・・・読んでみようかな・・・と思っていたが、読んでみたら素晴らしく上手なわけではないが、バランスと構図がよくてセンスがあるのだ(それはやはり上手ということかなと思うが)、と思った。
 ストーリーは、日露戦争がモデルとなっていて、「人と龍が共存し、導術師と呼ばれる特殊な術(テレパシー)を使う者たちがいる」というファンタジーな設定があるものの、それらは戦況を覆すほどのものではなく、あくまでも手駒のひとつとなっていて、圧倒的な戦力の前には当然苦戦する、というところが面白いと思った。主人公の新城直衛が個性的(少なくとも少年漫画の王道的な性格ではない)であり、周囲のキャラクターもなかなか面白いのだが、全てはこれからというところでこの漫画は終了している(つまり全5巻で序章という感じである)。
 原作者との間に色々な事情があったらしいのだが、もう少し続けば(せめてもう5巻ぶんくらい)、いい作品になっただろうにな・・・というところが残念である。どこかで復活すればいいなあと思っている。

●絶対可憐チルドレン


 内務省特務機関超能力支援研究局(略称B.A.B.E.L)には、世界トップクラスの超能力を持つ3人の小学生が様々な事件の解決に活躍していたが、3人の性格は少々個性的なのだった。
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 漫画喫茶で読んでみた漫画である。最近漫画関連のエントリーが多いのは読みためた漫画が多いからである。
 超能力を持つ3人の小学生(作中ではチルドレンと呼ばれる)が、未来において、かつて同じように活躍して裏切られた超能力者・兵部のように皆本(チルドレンの運用主任)に裏切られてしまうのか?という重いテーマをはらみながらも、全体的には親父ギャグやベタなギャグのあるコメディである。作画もストーリーも安定しているので、安心して読める漫画で、「結界師」のように優等生的な部分があるように感じられる。これは掲載誌がサンデーだからかな・・・などと思う。
 現在もまだ連載中であると思うが、春にアニメ化することが決定している。どこまで放映されるのか分からないが、放映時間がそんなに遅くなければ、一度は見てみてもいいかなあと思っている。

2008年02月16日

●結界師


 烏森の地を永らく守護してきたあやかし退治の専門家・結界師の正統後継者として生まれた墨村良守は、未熟ながらに烏森に寄ってくる妖怪を退治していた。同じく烏森を守護する結界師・雪村家とは犬猿の仲だが・・・?
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 何となく漫画喫茶で読んでみた漫画だが、思っていたよりも絵がきれいで面白かった。アクがないので非常に読みやすく、優等生的な漫画かなあ、という感じであるが、烏森の地をめぐる様々な組織・妖怪たち・良守と時音の成長などが普通にしっかりと描かれているので安心して読める漫画だと思う。ぐいぐいこちらを引っ張るような力強さには欠けるが、読んでみると落ち着いた雰囲気の面白さがある。
 個人的には、自身の魂を悪魔に売り渡した松戸平介と助手(悪魔)の加賀見がちょっと特殊な存在で好きである。

●アイシールド21:28巻


 恐るべき豪腕の持ち主・峨王のいる白秋と対戦することになった西部ワイルドガンマンズ。ほぼ必ずQBを潰す白秋のやり方に、勝ち目はあるのか?
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 あらすじで書いておいて何だが、この巻で西部ワイルドガンマンズのクォーターバック・キッドは白秋の峨王によって潰されてしまう。おそらく腕の骨折と倒れたときの打撲で死んではいないのだと思われるが、作画では出血しているような感じなので、わりと爽やかな感じのあるこの漫画らしからぬということでちょっと物議をかもした・・・ように思う。
 私は問題の場面を読んで、「こいつら(峨王とマルコ)は親に扶養されている身分で一体何をやっているのか」などと思ってしまい、素直に読めなかった。もう少し若かったらそんなことは思わなかったかもしれず、多分、自分が老いたのだなと思った。
 白秋戦に向けて栗田の成長、栗田とヒル魔、ムサシの出会いなどが詳細に書かれているので安定して読めるなあと思うのだが、個人的には神龍寺戦のようなぎりぎりの試合ではない(ように思える)ので、どうしても微妙に盛り下がっているような感じがするなあと思う(もちろん面白いのだけれど)。

2008年02月13日

●ピューと吹く!ジャガー:14巻


 ドMのガマン王・阿部さんがガマンのしすぎで病に倒れてしまった。果たして阿部さんはガマンするのをやめることができるのか?
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 今巻も「痛い人の痛い行動」があますところなく読めて面白かった。個人的には
・ハマーの思考回路(とにかく女性であればすぐにでも付き合えると思ってしまう)
・アゲアゲでバイブスをチョネる感じになったハミィとみるく
・ガマンしすぎて鳥になった阿部さん
が面白いと思った。どの話も、毎回一定以上の面白さがあるところがすごいなあと思う。次の巻も楽しみに待ちたいと思う。