●ファッジ・カップケーキは怒っている
義弟ビルが保安官選挙に出馬することになった。そんな中、現在作成中のレイク・エデン料理本に載せるファッジ・カップケーキ(材料がひとつだけ謎のものがある)を試作しているときに、現保安官のグラントが殺害された。恋人候補でもある刑事部長のマイクはビルを第一容疑者にしたのだった。義弟を容疑者にされてはたまらないと、ハンナは調査を始めるのだったが・・・。
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お菓子探偵ハンナのシリーズ第5弾である。シリーズも5作目までくると、キャラクターの性格もお約束も分かりきっているので、安定した楽しみがある。今回も、殺害されるグラント保安官はハンナが試作したファッジ・カップケーキを食べながら死亡し、かつそれをハンナが発見するのである。
グラント保安官殺害事件は、まさかあの人が!というどんでん返しがあるわけでもなく、あ、なるほど・・・という感じなのであるが、このシリーズの魅力はハンナを取り巻く周辺である。今回は、非常に大きな動きがある。それは、恋人候補であるマイクに強力なライバルが出現する。ブロンドの抜群なスタイルの美人で、彼女とマイクが関わるたびにハンナはやきもきすることになるのだが、そもそもハンナはマイクとノーマンのどちらを恋人にするのかすら決めていないし、今巻でもその答えは出ていないのだが、いずれ決断するときがくるのかなぁと思う。
今回掲載されているレシピで、私でも作れそうだなぁというのは、「ホールインワン」という食パンを使った簡単な料理である。
1.フライパンに油をひく
2.食パンの表と裏にバターを塗り、フライパンにおく
3.ジュースグラスなどで食パンの真ん中に穴をあける(抜き取った部分もフライパンにおく)
4.フライパンを中火にかけ、焼けるまで待つ
5.抜き取った穴の部分に卵を割りいれる
6.卵が焼けたら食パンをひっくり返す
食パンと卵ならいつでもあるし、お手軽にできそうだなぁ・・・これやってみようかな・・・と思っている。卵が割れることなくきれいに食パンの穴の中に入ったら見た目が楽しそうだなと思う。
この作品でハンナが謎の材料を探して奮闘して作ったファッジ・カップケーキの作り方も載っており、読んでいるだけでお菓子が食べたくなる一冊である。